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相手の行動を肯定的な視点で見よう

「人間の行動には、すべて肯定的な意図がある」という言葉は、私が初めてプロコーチに出会った時に聞いた言葉です。この言葉は、他者の行動や意図を理解しようとする重要な視点を私に提供してくれています。

目次

人間の行動には、すべて肯定的な意図がある

例えば、職場で早朝から自分や周囲のスタッフが忙しく仕事をしているときに、1人のスタッフが自分の机の椅子に座って休んでいた場面を想像してみます。
皆さんはこのスタッフはどのように見えるでしょうか?
「なんでこんな忙しいときに1人だけ椅子に座って休んでいるの?」
「朝から皆休まず仕事をしているのに何を考えているの?」
「休めるなんていい身分だな」
といったふうに、周囲の人からはこのような否定的な感情が湧くかもしれません。
でも、その人自身には肯定的な意図があるのです。
「体調が悪く、動いていたらめまいがしたので、やむを得ず休んでいる。無理をして倒れて迷惑をかけないようにしばらく休んでおこう。」
と思って休んでいるのかもしれません。
あるいは、
「他のスタッフよりも1時間以上早く出社して1人で作業をしてきたので、少し休ませてもらおう。少し休んでリフレッシュできたら、他の部署の手伝いに行こう。」
と思っているのかもしれません。
つまり、その人なりの肯定的な理由があるということです。

肯定的な理由を考える

このような場面では、まず相手の肯定的な理由を考えることが重要です。
それによって相手への接し方も変わります。
例えば、先ほどの休んでいるスタッフに対して、サボっているのではなく、体調が悪いのかもしれないという肯定的な理由を考えると
「どうした?体調が悪いの?」
と声をかけることで、不快な思いをさせずに心配していると感じさせることができます。

実は普段から肯定的な理由を考えることはできている

実際に親しい友人や信頼できる上司、部下に対しては、この肯定的な視点が自然に働いているのではないでしょうか?
信頼している部下に対しては、期限の日になっても企画書を提出してこない場合に、
「時間ぎりぎりまで粘って考えて、他のスタッフが驚くような企画書を出してくるに違いない。」
と思って待つことができているのではないでしょうか。
会議の開始時間や営業の訪問の時間に遅れているときはどうでしょうか。
「他の大事な案件に当たっているのかもしれない」
「顧客の急な電話に対応しているのかもしれない」
と思ってもう少し待ってみようと思っているのではないでしょうか。

誰にも、どんなときも肯定的な意図があると思って関わる

一方で見知らぬ人や関相手に対しては、つい感情的になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、「人間の行動にはすべて肯定的な意図がある」という視点を持つことで、お互いの関係性を崩すことなくコミュニケーションを図っていくことができます。
相手との関係性がどうであれ、相手の行動や考えに対して、肯定的な意図を持つことが大切です。
人間の行動にはすべて肯定的な意図がある」という視点を持ちながら、お互いを尊重し理解し合うことで、より豊かな人間関係を築いていきましょう。

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